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健康寿命を考える

ご存知の通り、日本は世界の中でも平均寿命が長い国です。

しかし、健康寿命となるとそうはなりません。

日本の平均寿命と健康寿命には、約10年もの開きがあります。

 

「介護職」という職業が当たり前となり、若い人たちの就職先に選ばれることも増えてきました。

街には病院と介護施設が一つまた一つと増え続けるも、看護や介護の仕事に就く人の手は足りなくなってきているのが日本の現状です。

 

何も私は今現在高齢である方に対して健康寿命を語っているのではなく、本当に考えなければならないのは、第2次ベビーブームと言われる私自身の世代です。

私が生まれた1973年代は出生数のピークで、約210万人が生まれました。

 

しかし、今現在はどうでしょう。

つい数年前に出生数が100万人を切ったと思ったら、政府の対策も拍車をかけ、今年は70万人台と少子化が急激に加速しました。

このまま私たち世代が高齢者となれば、もしも出生数が横ばいを維持できたとしても、単純に約3倍以上の高齢者を一人の若者が支えなければなりません。

 

これは何も年金や保険などのお金の問題ではなく、人数の問題です。

毎年、医療や介護の仕事を目指す若者がある一定割合いたとしても、人数に3倍の開きがあれば、人が足りなくなることは目に見えています。

では、これから生まれる子ども達にもっと医療や介護の仕事に就いてもらうように促せば良いのでしょうか。

しかし、日本を支える生産分野、工業や農業、インフラなどに就く若者が減ってしまったら、日本の衰退は目に見えています。

 

先ほど、お金の問題を言いたいわけではないと書きましたが、既に今の時点で大きな問題となっています。

ほとんどの政治家は「賃上げ推進」などの言葉で国民を欺いていますが本当に問題なのは、一般庶民の「手元に残るお金」です。

私が生まれた73年代とは比べるまでもなく、今給与をもらっている人たちの「手取り」は大幅に減っています。

社会保険料、介護保険料、年金、税金と、給与から引かれる金額は年々増え続け、給与がいくらか上がっても手取りはほぼ変わらない、もしくは減るといったことが起きます。

それでもまだ足らないと、パートで働く人からも社会保険料を摂るようになりました。

そして、その残ったお金で買い物をする際に、毎度消費税を取られるのです。

 

既に増税議論がなされていますが、この3年間にコロナ対策で使ったとされる100兆円は一体どこに消えたのでしょうか。

その多額のお金が国民の生命を救う為に使われたと言うのであれば少しは納得がいきますが、現実はそうではありません。

 

コロナが始まった2020年。

ワクチンも明確な治療法も対策もなかった年、それまで年々増え続けていた国内の死亡者数が前年に比べ約9千人も減りました。

これはかなり驚くべきことです。

コロナが始まって自殺者は増えたのに全体の死者数は減りました。

ぜひその理由は正しく分析して頂きたいところです。

 

ところが2021年、ワクチン接種を含め政府のコロナ対策が次々と打ち出されるに従って、今度は死者が激増しました。

2021年の超過死亡者数は2020年と比べ、約6万7千人も増え、2022年はさらに2021年を上回る勢いです。

なぜこんなにも増えたか、様々な要因があると思います。「ワクチンのせいじゃないか」と言う人もいますが、それが全てではないと思っています。

 

例えば、私の父と同じようなことが全国の病院や介護現場で行われているのであれば、「コロナ感染を防ぐ」という目的だけは達成できても、家族との接触を絶たれることによって気力を失い、健康状態が悪化することも十分考えれらます。

また入院はしていなくても、自宅に篭りがちになり、親類や友人との接触がなかったり、常にマスクをして、活動の機会が減れば、高齢者の元気が失われることは当然です。

 

また、コロナ対策の結果、若者の自殺が増え、少子化が急激に加速したことについて、

ある識者はこう語っていました。

「本来であれば生まれてくるはずだった子ども達、もしくは死なずに大人になるはずだった子ども達の命を奪っていることと同じ」だと。

 

「若者いじめ」とか「高齢者いじめ」とか聞きますが、今はというかこれまでもずっと「国民全体がいじめられている」といった方が正解です。

権力を持った人や利権で繋がった一部の人以外の庶民は、江戸時代、いやもっと昔からいじめられ続けているのです。

 

政治や権力者批判に話がそれてしまいましたが、健康寿命の話に戻します。

年をとって身体が不自由になったら「介護施設や病院のお世話になる」と考えている方はいらっしゃるでしょうか。

もちろん必要に応じて、医療や介護を受けることは正しいですし、その権利があります。

しかし先ほども書きましたが、施設はあっても、そこに働く人がいないのであれば、どうしようもありません。

 

男性の健康寿命は72歳、女性の健康寿命は、75歳です。

20数年も経つと、第2次ベビーブーム世代はその年齢になります。

そのときに就業年齢を迎える人達は、今後生まれる子供達ですから、今よりも遥かに人手が足りません。

では、ロボットや外国人労働者の力を借りれば良いでしょうか。

ロボット技術がどの程度進むかわかりませんし、貧しくなった日本に来て、わざわざ介護の仕事をしようと思う人はいないのではないでしょうか。

 

これは間違いなく現実に起こることです。

だからこそ「いかに健康寿命を平均寿命に近づけるか」「いかに将来、医療や介護に依存しないよう、健康を維持できる人を増やせるか」を考えていかなければなりません。

それは今後、医療逼迫を防ぐ為でもあるし、医療や介護に従事する人の負担を減らす為でもあります。

ここからは、健康寿命増進の為、日本の未来の為、子供から高齢者まで全ての世代の幸せの為、ひとまず今思いついた6つのことを提言します。

 

 

1.足腰を丈夫に

 

父を見ていて思ったのは、やはり足が不自由だったこと。身体自体は決して弱い人ではなかったのですが、自由に動き回れなくなったことで健康状態を悪化させてしまいました。又、人と交流したり活動することが好きな人でしたから、精神的にもとても辛かったと思います。なので以前、実父にも「いつまでも歩けるよう、足腰を大切に」と伝えましたが実父も病院通いで高血圧や糖尿病の薬を毎日飲み続けているので今後が心配です。

私自身は運動不足だったので、今年から山歩きに行くようにしました。普段は犬との散歩をしつつ、骨と筋肉を維持する為に、「マムシのカプセル」を飲み続けています。

 

 

2.歯の健康管理

 

歯医者さんの回し者ではございませんが、食べることは大事です。

まず口から栄養をきちんと摂ることが大切です。

その為にはまず口内の健康を保つことを考えましょう。

歯が不健康ですと、消化に負担をかけますし、精神的にも良くありません。

また歯周病は体全体に悪影響を及ぼすことがわかってきています。

 

 

3.胃腸や消化機能も大事

 

歯のことを書きましたが、歯が丈夫だからと言って好き勝手に食べててはいけません。

消化機能全体を考えると、胃腸だけでなく、肝臓や膵臓、腎臓なども含まれます。

お酒を飲んだり、甘いものをたくさん食べたりする人は、消化や解毒、排出を担う臓器を疲弊させます。

無理な食べ方は慎み、大切な消化機能を末長く維持しましょう。

自分の場合は、毎日「クマザサエキス」を服用しています。 歯の健康維持にも役立ちます。

 

 

4.脳を老化させない

 

「脳トレとかですか?」と聞かれるのですが、それも良いですが、それよりも大事なことがあります。

それは「脳の血流を良くする」です。

普段身体任せにしていますが、24時間私達の身体は働き続け、循環しています。

それは脳もしかりで、血液の流れが滞れば、脳の老化は早まってしまいます。

ですから、血流を悪化させる行動は慎まなければなりません。

適度に身体を動かして柔らかさを保ち、血流を良くすることを心がけましょう。マッサージやお風呂もいいです。

自分の場合は、夜に「三七人参」を服用して、リラックスした状態で寝るようにしています。

 

 

5.活動を続ける

 

何をするかは個人個人、何でも良いと思います。

これまで続けてきたご自身の好きなことでもいいですし、新しいことにチャレンジしても良いのではないでしょうか。

活動を続けることで、脳が活性化し、身体や心の老化を防ぎます。

 

 

6.周りの人や、自分自身を大切にする

 

現役世代、子育て世代は無理をしている人が多いです。

無理をして病気や怪我をしてしまうと、将来に影響します。まず自分を大切にすることを考えましょう。

又、周りの人や家族の健康にも気遣い、近くの人とお互いに心を通わせ大切にすることが日本全体の健康増進につながります。

周りの人も自分自身も大切にしてください。

 

当店は地域の皆様の健康寿命を伸ばす為に、今後も精一杯寄与して参ります。