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乾燥が始まる秋の過ごし方

秋という季節は、夏が終わり秋雨の時期がすぎ、それまでとは打って変わって空気が乾燥して参ります。

すると、今まで吸いこんでいた空気中の湿度が大きく減るわけですから、肺だけでなく鼻や喉、気管支といった呼吸器全般に影響が出ます。

ですから、この時期はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、咽頭痛、風邪、咳、ぜんそく、気管支炎、肺炎などの病気に注意しなければなりません。

 

最近のコロナウイルスは肺炎が起きにくいと報じられていますが、秋から冬にかけては肺の負担が大きくなる為、これからは肺炎に注意した方が良いでしょう。

ウイルスも自然の産物ですから、気候や環境によって性質も変わりますし、個人個人の体質や体調によって症状も変わってきます。

 

乾燥しやすい秋の過ごし方としては、潤いを内側と外側から補っていくことが大切です。

お肌のケアとして保湿クリームは有効ですが、まずは洗いすぎることで必要な皮脂まで落とさないようにしましょう。

 

また、身体が潤うものを食べましょう。イチジクや梨や柿は潤いを与え肺を助けますが、梨や柿は寒性の為、たくさん食べると体を冷やしますので、冷えやすい方は食べ過ぎに注意です。

体を温めるには栗などがいいですけど、栗は食べ過ぎると便秘になりやすいです。

 

野菜は旬のもの、例えば芋類やきのこ類を選び、葉野菜は火を通したものを。 

また、皮脂を蓄え潤いを保つ為に、油ののった旬の魚も食べてください。