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胃腸を温めると、花粉症・アレルギーが落ち着く

先日朝、犬の散歩をした時に何かに反応したのか、その後で急に鼻水がズルズルして、しばらく治まりませんでした(急性鼻炎)。

その時に手の先がいつも以上に冷えていることに気づいたので、アレルギー性鼻炎薬ではなく「活気蔘」を熱湯で溶かして飲みました。

(※活気蔘は、オタネニンジンを蒸して作られた紅参を、顆粒状にしたものです)

 

すると、ズルズルしていた鼻水がピタッと止まったのです。

この時、なぜホノビエンを飲まなくても鼻水がピタッと治まったのか。

それは手の先の異常な冷えがヒントになります。

手の先の熱が奪われた原因は、気管への異物侵入を身体が確認し、緊急防衛体制に入ったことで、体内の熱が身体の中心部に集められたからです。

 

花粉症は簡単に言ってしまえば「過剰な防衛反応」です。

花粉は元はほぼ無害ですが、空気中の汚染物質と結びつくことで有害物質となります。

有害物質と身体が判断すれば,除去するよう働きます。

くしゃみや咳、涙が出るのは正常な反応です。

 

ですが一旦くしゃみで除去したにも関わらず、屋内に入った後もいつまでも反応し、止めどなく鼻水が流れたり、咳が続いたり、喉が常に痛かったり、熱っぽくなったりする。これが現代人を苦しめる花粉症です。

自分の身体を守る為の防衛機能が、なぜ生活に支障が出るほどの過剰反応になるのか。

それは、総合的な免疫力の弱さに他なりません。

日頃訓練している屈強で優秀な部隊であれば、外敵にも慌てずに落ち着いて対処できますが、そうではない場合、敵か否か安全かどうかを判断する間も無く、慌てふためいてしまうからです。

 

では慌てて過剰反応している身体に、私達はどうしてあげれば良いのか。

一番簡単な方法が「身体の中を温める」です。

まず末梢が冷える原因は、中心部に熱を集めて身体を守る為でしたね。

しかし身体の中から温めてあげることで免疫反応に余裕が生まれ、末梢の熱を奪うこともなくなり、冷えが治まると同時にアレルギー症状が落ち着きます。

 

「身体の中から温める」の具体的な手段は、「胃腸を温める」です。

また、日頃から胃腸を冷やさないことが、花粉症軽減の第一歩です。

 

鼻水・鼻づまりになると「口呼吸で口が渇く」→「 水分を過剰に取る」→「より身体が冷える」→「体の中の水分が余り、鼻水として流れたり、鼻腔がむくんで鼻がつまる」

 

その繰り返しで、全然治らない「負のサイクル」に陥らないようにしましょう。

(※但し、身体の冷え以外の原因でアレルギー症状が出ている人もいる為、胃腸を温めるという一つの方法だけでは治らない人もいます。)

 

<体温を低下させ 免疫力を落としてしまう 3大要因>

 ・睡眠不足、睡眠の質低下、不規則な生活

 ・胃腸を冷やす飲食物

  →冷える飲食物とは、主に冷蔵庫から出して加熱せずに口に運ぶ物を指します。

   <冷たい飲み物、ヨーグルト、フルーツ、アイス、ゼリー、生野菜、生魚 他>

 ・運動不足 (座り過ぎ、ゴロゴロし過ぎ、車や機械に頼り過ぎ)