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がん予防

国内全体でみますと、毎年約38万人以上の方が、がんが原因で亡くなられています。

 

死因別死亡者では、3割もの方が、がんで亡くなられています。

 

女性の場合、乳がんが1番多いのですが、死亡数となると大腸がんが1位となります。

また、20年前と比較すると、大腸がんは約2倍にも増えているそうです。

 

こうなってしまった一因が「食の欧米化」と言われています。

戦後、急激に日本人の食べものが変わった結果、日本の長い歴史によって作られた日本人の身体特徴に合わないものを、急に常食するようになってしまいました。

また、あまりはっきりと述べる専門家の方は少ない様ですが、加工食品の多食、多飲も大変気になるところです。

                            

大腸がんに限らず、がんに対する政策としては、検診の推奨が常に挙げられます。

また、治療法としてはノーベル生理医学賞で話題になりましたが、新しい治療法も日夜研究者の努力によって開発されています。

 

しかし、そもそもの罹患数を減らすには、どうすれば良いのでしょうか。

 

厚生労働省の「がん対策基本計画」を見てみても、検診による発見とその後の治療については多くのページを割いていますが、予防に関しての内容は微々たるもの。

内容は喫煙率を下げる対策や飲酒について書かれていますが、喫煙率自体は年々下がっていますし、飲酒量も年々減ってきています。

にも関わらず、がん罹患数、死亡数は年々増え続けているのです。

 

ここから考えると、国による「がん予防の対策」は、まったく進んでいないことがわかります。

ですから私達は、個々に何らかの予防策をとらねばならないと考えています。 

 

がん細胞は普段から私達の身体に作られます。

それが大きくならないように、免疫細胞が常に働き、がんになることを防いでいます。 

 

しかし、がん細胞と免疫力のバランスが崩れてしまうと、がん化してしまいます。

がんは偶然できるのではなく、過程を経て大きくなるのです。

 

がんの割合や人数が時とともに変化することからもわかるとおり、がんを増やす原因(環境、ライフスタイル等)が在ることは明らかです。

 

血液が汚れた状態が続けば、がんに限らず病気のリスクを上げてしまうのは当然のことです。

また、腸が汚れた状態が長く続けば、大腸がんのリスクは上がります。

 

私自身は、がん検診にも行かず、がん保険にも加入していません。

ですが、がんを軽視しているわけではなく、寧ろ怖いと感じています。

怖いからこそ、毎日身体の声に耳を傾け、身体に良いことを続けています。

 

身体に良いことと言っても特別何か身体に良いものを食べるということではなく、極力身体に悪いものを食べない方に気を配っています。

また、腸内環境や血液の質を高めるものを毎日服用しています。

 

食に関してだけでなく、がんのリスクを下げる為には、身体をしなやかに保つことも大切です。

現代人は、じっと座って仕事をする人が増えたり、ストレスにより無意識に身体が硬くなり、呼吸が浅い人が増えています。

そうすると血液の流れが悪くなり、細胞に汚れが溜まってしまいます。 

 

秋の気持ちの良い外の空気をいっぱい吸い込んで、伸びをしたりほぐしたり、心と身体をやわらかくして、自然治癒力を高めましょう。